ホクロの治療
当院では皮膚にできたものを取り除く処置を行っています。
手術法はホクロやおできの種類によって違いますが、より良い方法を相談して決定します。
ご希望の方には、実際に手術を担当する形成外科医が事前に詳しい説明をしています。
手術法はホクロやおできの種類によって違いますが、より良い方法を相談して決定します。
ご希望の方には、実際に手術を担当する形成外科医が事前に詳しい説明をしています。
保険適用される ホクロ の治療!
ホクロの治療には“自費”“高額”というイメージがありますが、おできの治療が健康保険の適応になる場合があります。
ホクロの大きさや数、治療法にもよりますが、保険診療の治療費は3割負担の方で¥10,000〜¥16,000です(手術代・処方料・検査費用含む)。
手術はホクロを完全に除去することを第一に考えた場合の治療法で、レーザーはキズ跡が目立たないことを第一に考えた場合の治療法です。
また、忘れてならないのが「悪性の可能性はないか?」ということ。
当院では病理検査(切除した ホクロ を顕微鏡で調べる検査)を実施しています。
3つの治療法比較
手術 | レーザー治療 | ||
(1)少し長めの手術▼ | (2)もう少し簡単にできる手術▼ | (3)レーザー治療▼ | |
処置時間 | 40分 | 15分 | 15分 |
---|---|---|---|
処置方法 | メスで切り取って、縫う方法 | メスで、丸くくり抜く方法 | レーザー光を用いて、熱でホクロの組織を破壊する方法 |
傷跡 | 線状 | 大きさによってはほんの少し丸く凹むがほとんどわからない | 大きさによってはほんの少し丸く凹むがほとんどわからない |
治療回数 | 1回 | 1回 | 1〜2回 |
洗顔 | 手術の2日後からOK | 手術の次の日からOK | 手術の次の日からOK |
病理検査 | 可 | 可 | 可 |
処置後通院 |
・5〜7日目、抜糸 ・2週後 ・3ヶ月後、キズの確認 |
・2週後 | ・2週後 |
麻酔 | 注射の局所麻酔 | 注射の局所麻酔 | 注射の局所麻酔、または麻酔クリーム |
備考 | ・大きいホクロ (生まれた時からある大型のホクロの場合、2度に分けて手術) |
・小さいホクロ (顔・首⇒直径3mm以内 それ以外⇒直径5mm以内) |
・大きいホクロ (顔・首⇒直径3mmを超えるもの それ以外⇒直径5mmを超えるもの) |
・大きいおでき (大きさの目安はおできの種類によりまちまち) |
・小さいおでき (大きさの目安はおできの種類によりまちまち) |
・小さいイボ |
ホクロの治療前・治療後
1) 少し長めの手術は、このようになります。
メスで切り取ってから、切った後を縫い合わせる方法です。
生まれつきある大きなホクロ(黒アザ)の場合は2度に分けて手術します。
キズ痕は白い線になります。筋肉の流れに合わせて、紡錘型に切り取りますので、ほとんど目立ちません。
2) もう少し簡単にできる手術は、このようになります。
円形のメスで、きれいに丸くくり抜きます。
大きいものは巾着のように縫い縮めます。
キズ痕は、ほんの少し丸く凹みますが、これもほとんどわかりません。ニキビ痕程度です。
3) レーザー治療は、このようになります。
検査のためにホクロを一部取り除き、その後レーザー光を照射して、その部分の組織を瞬時に蒸発させます。
治療後は少し凹んだ丸いキズになり、徐々に平らになっていきます。
場所によっては少し凹むこともありますが、ほとんど目立ちません。