ボツリヌス菌注入
ボツリヌス菌注入とは?
ボツリヌス菌の持つ筋肉を麻痺させるという作用を医学的に利用し、局所的に筋肉の働きを弱めることで、表情ジワを無くしたり、エラの張りをなくし顔をすっきりさせたり、汗を抑える作用から多汗症の治療に使用されています。
ボツリヌス菌は食中毒の原因菌として知られていますが、食中毒を起こすのは30000単位以上のボツリヌス菌が必要であり、治療に使用されるボツリヌス菌は1回に5〜100単位程度であるため、この治療によって中毒を起こす可能性はありません。
他の医療現場では、眼科や神経内科の領域で1970年代から治療として使われている安全な治療方法です。
注入
表面麻酔クリームを塗り30分間浸透させたあと、細い注射針で注入していきます。
痛 み | 個人や部位によって差がありますが薬を注入するときに多少痛みを感じます。 |
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回 数 | ほとんどの方が一回で終了します。 |
副作用 | 安全性は高いのですが、ポイント以外の筋肉の働きが弱まる場合があり、補正が必要な場合もあります。 |
注入後
治術の痕 | 注射跡が数箇所残りますが、数時間から翌日には消えてしまいます。わずかに赤みを帯びる場合がありますが、一時的な反応で自然に解消されます。 |
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持続期間 | ボツリヌス菌の効果は3〜4ヶ月です。3〜6ヶ月ごとに何回か繰り返し施術することにより、シワができにくくなります。 |
注意事項
以前にボツリヌス菌が原因と思われる食中毒の既往のある方は施術できません。
未成年者、妊婦および授乳婦は施術できません。
注入は3ヶ月以上間隔を空けて施術します(ボツリヌス菌の耐性が出来る為)。
未成年者、妊婦および授乳婦は施術できません。
注入は3ヶ月以上間隔を空けて施術します(ボツリヌス菌の耐性が出来る為)。