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東京港区田町の皮膚科 芝皮フ科クリニック

抜け毛・薄毛

プロペシア外来(脱毛症外来)のご案内

プロペシア外来とは

男性型脱毛症(AGA)に対して、初めて臨床試験で効果の認められた内服薬であるフィナステリド(商品名:プロペシア)を用いた治療を行います。

男性型脱毛症(AGA)について

1. AGAとは
AGAは、思春期過ぎに遺伝的背景を持つ男性の前頭部から頭頂部で起こります。
症状は進行性で、一度症状が出始めると、その後は徐々に薄毛が進行してゆきます。AGAの人は全国で1,260万人いると言われています。

2. AGAの原因
遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
AGAを生じる直接の原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)です。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから作られ、このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、脱毛シグナルが出され、毛の成長が止まってしまいます。そのため毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまうのです。十分に育たない細く短い毛髪が多くなることで、全体として薄毛が目立つようになります。

プロペシアを用いた治療について

1. 治療のポイント

  • 期待できる効果は、抜け毛の進行を遅くし、現状を維持すること及び髪の毛を増やすことです。
  • 薄毛が気になりはじめたときに、対処するのが最も有効です。
  • 抜け毛が減ったかどうかが効果の目安です。
  • 効果の判定には6ヶ月間飲み続ける必要があります。

2. プロペシアの働き
抜け毛の原因物質であるDHTの産生を抑える薬です。期待できる効果は抜け毛を少なくして、AGAの進行を遅らせることです。また、一部の人では髪の毛が増える効果も見られます。

3. プロペシアの効き目
5年間の臨床試験の結果で、90%の人に、抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められています。

4. プロペシアの飲み方
1日1回の飲み薬です。食前でも食後でも効果に差はありません。成人の男性のみ服用できます。

5. プロペシアの効果判定
治療効果は、抜け毛が減ったかどうかが効果の目安となり、その判定には6ヶ月の服用が必要です。

6. 副作用
プラセボ(薬効成分を含まない偽薬)を対照とした1年間の国内臨床試験において、副作用の発現頻度は4.0%でした。主な副作用は性機能の低下(リビドー減退や勃起機能不全など)、消化器障害(下痢、胃部不快感など)、臨床検査値異常(総コレステロール増加、ALT上昇など)です。しかし、副作用の発現頻度はプラセボ投与群との間に有意差は認められず、プロペシアは安全性の高い薬剤と考えられます。

治療費

プロペシア(薄毛治療薬) 初診時の費用 初診料+薬剤費(4週分) ¥ 14,350_
再診時の費用 再診料+薬剤費(4週分) ¥ 9,350_

注意事項

プロペシアの処方は4週間分が1単位となります。これよりも少ない単位での処方は行っておりません。
不要となったお薬の返品や返金はできません。
プロペシアは1回の診察で12週間分(3単位)まで処方することができますが、初めてお薬を処方する時にお出しできるのは4週間分(1単位)のみとなります。
プロペシアは長期間飲み続ける薬ですので、定期的に血液検査で肝機能をチェックさせて頂きます。ただし、他の医療機関での血液検査の結果や、健康診断の結果を持参頂ければ、当院での血液検査の必要はありません。
ご来院の際は、保険証をお持ちください。AGA治療は自費診療となりますが、診察の結果で他の病気が疑われた時には、保険診療で対応させていただく場合があります。