顔の赤み、血管腫、毛細血管拡張
普段は気にならないけれど暑いとき、入浴後や運動後に体温が上がったときに顔が赤くなる、元から毛細血管が顔に浮き出ている、毛細血管が見えるほどではないが何となく顔がいつも赤い、赤ら顔でさらにニキビのようなものもできている、などひとくちに赤ら顔といっても症状は様々です。
体温上昇や入浴後に赤くなるのは仕方ありませんが、「酒さ」と呼ばれるものは保険適用の塗り薬(ロゼックス®)もあり、常に赤い症状にはフォトセラピー、レーザーで対処できるものもあります。
単に赤いだけでなく血管腫と呼ばれるものにも種類があり、原因や症状によって対処方法も変わってきます。
赤ら顔の原因を特定するために
赤ら顔の原因を特定するためには、以下の様な情報を整理することが大切です。
- 生まれつきあるアザなのか、あとから出てきたものか?
- 常に赤いのか、出たり引っ込んだりと気温や状況によって赤くなるのか?
- 湿疹によって赤いのか?
- ニキビによる赤みなのか?
- 皮膚をこすりすぎているのか?
- 毛細血管が拡張しているか?
- 膠原病、循環器、肝臓病など皮膚以外にも症状がないか?
また、原因不明のものや治療方法があっても完全になくすことができるものとそうでないものもあります。治療が難しい場合は「明らかに悪化する要因を避ける」ことが重要となります。
当院での治療
当院で行っている赤み系、血管系の治療は主に以下の通りです(飲み薬、つけ薬は保険診療のことがほとんど)。
- 飲み薬、つけ薬(酒さ)
- エターナル(毛細血管拡張、ニキビ、赤ら顔全般)
- レーザーシャワー(毛細血管がはっきりしない赤ら顔)
- 炭酸ガスレーザー(加齢による大きい血管腫、陰嚢の大きい被角血管腫など)
- ジェントルマックスプロ(肉眼で見える毛細血管拡張、加齢による血管腫、陰嚢の被角血管腫など)
毛細血管拡張の治療
顔や脚などに肉眼でも見える太さの毛細血管拡張があるときは「GentleMax Pro®ジェントルマックスプロ」の血管用ハンドピースを使用します。
レーザー光が皮膚の奥に入り毛細血管を破壊し血液の流れを止めることにより赤みが見えなくなります。
表面にキズがつかないのでバンソウコウは不要です。
表面に透けて見える血管を焼いても中で血管がつながっているので再発の可能性はあり再照射が必要なこともありますが、治療のたびに徐々に血管は目立たなくなります。
顔の赤みの治療
明らかに毛細血管が開いて見えるとき「GentleMax Pro®ジェントルマックスプロ」によるピンポイント治療が効果的ですが、毛細血管拡張は見えないけれど赤い場合はエターナル(フォトセラピー=光治療=IPL)、レーザーシャワーで回数をかけて治療します。
薬が効く酒さでは飲み薬(短期間の抗生物質)やつけ薬(メトロニダゾール)を使用します。
血管腫の治療
生まれつきある血管腫は赤み専用のレーザーで治療しますが(当院では取り扱いなし)、顔だけでなく全身にできる加齢による赤いホクロのように見える血管腫は「GentleMax Pro®ジェントルマックスプロ」の血管用ハンドピースで治療可能です。
麻酔不要、バンソウコウも不要、ほとんどの場合、1回の治療でとることができます。
3mm以上の血管腫は炭酸ガスレーザーを用いることもあります。
被角血管腫の治療
男性の陰嚢や女性の大陰唇にできることが多い血管腫です。
悪いものではありませんが、見た目を気にして治療を希望する方が多い症状です。
これも加齢による血管腫同様、「GentleMax Pro®ジェントルマックスプロ」で治療します。
血管腫の数が少なく密集していないときは1回の治療で済みますが、被角血管腫では皮膚表面で連なっていることが多く、1回治療後にまた別のところに血管腫が発生することもあります。その際は再照射が必要です。
無麻酔でも施術できますが、陰部の被角血管腫は一カ所に集中してできることが多いため表面麻酔クリームの使用をおすすめしています。バンソウコウは不要です。
血管腫が極端に大きいものや再発をくり返すものには麻酔の注射をして炭酸ガスレーザーを使うこともあります。
